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1. 建築家を選ぶことは、レストランのシェフを選ぶことに似ています
たとえば結婚式の料理を頼む場合を想像してみてください。
要望がいろいろありますよね。
好きな料理、食材、料理のテーマ、来客数、年齢層、予算、日程……
しかし実際のところ、シェフにとっては言葉で依頼されない仕事の内容の方が多いと思います。
あなたはコース料理の順番について指定しないでしょうし、
野菜の切り方や調味料の量について注文しないでしょう。
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要望をたくさん実現できたからといってよい家になるとは限りません。
言葉で表現できない依頼者の願望を察知し、
あるいは逆に質問して提案するのが専門家の役割です。
一般的な要望はもちろんわかります。
明るく風通しがいい、収納多め、掃除しやすい……
重要なのは(人生における/予算内での/敷地面積内での)優先順位、相互関係なのです。
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